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事務局情報

公益社団法人 日本小児歯科学会
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東京都豊島区駒込1-43-9
駒込TSビル4階
一般財団法人 口腔保健協会内
TEL:03-3947-8891(代)

理事長からのご挨拶

理事長 木本茂成

この度、公益社団法人日本小児歯科学会第27期理事長に就任いたしました神奈川歯科大学の木本でございます。第26期(平成28〜29年度)に引き続き2期目の理事長としてご承認いただき、学会役員の皆様には心より感謝申し上げます。さらに2年間、子どもの健康を歯科医療から支えるとともに学術団体として、広く国民の福祉と保健に寄与するため力を尽くす所存です。
当学会は公益社団法人認定申請の後、約1年間を要しましたが、平成29年3月1日をもって正式に公益社団法人に移行しました。これも一重に学会役員の皆様のご協力の賜であり、心より感謝申し上げます。

私は第26期理事長としての基本方針に「バランスと調和」を掲げ、過去2年間活動して参りました。学術的な裏付けの蓄積を役割として担う大学在籍理事と各地域における小児への適正な歯科医療を提供する開業医の理事の皆様が、それぞれの領域において役割を分担しながら子ども達の未来のために協力してきました。この協力体制により、現在日本小児歯科学会は歯科領域の他の学会ではみられない調和のとれた活動が可能となっています。特にこの2年間、理事の皆様のご協力の下で理事長として以下のように活動を進めてきました。

1. 日本歯科医学会重点研究委員会担当の常任理事として、小児期の口腔機能の管理の重要性を広く国民にアピールするべく、子どもの食の問題に関する歯科医療関係者向けの研修会と一般市民向けの公開フォーラムを開催してきました。また同委員会において小児の「口腔機能発達評価マニュアル」の作成作業を行い、本年春にようやく完成の運びとなりました。今後は口腔機能の育成に向けて多職種での連携を進め、このマニュアルを広く社会に周知し、活用していただけるよう努めます。
2. 社会保険委員会と協力して、本年4月の診療報酬改定に向けた医療技術提案に関する活動に参画し、日本歯科医学会をはじめ日本矯正歯科学会ならびに日本口腔外科学会、日本障害者歯科学会等他学会と連携を図りながら提案を行いました。その結果、本年4月から小児の「口腔機能発達不全症」という新病名が認可され、その対応についても指導・管理が保険診療の対象とされました。
3. 学会内においては地方会連絡協議会と協力しながら、各地方会に出席し多方面のご意見を取り入れて地方会の学会支部組織としての体制づくりを推進しており、2019年度に支部組織としての移行を予定しています。
4. 大学小児歯科学講座への若手歯科医師の入局を推進するため、将来計画検討委員会においてキャリアプランニングの一環として、各大学における職位や研修プログラムを学会ホームページに公開いたしました。
5. 規約委員会の協力を得て、旅費規程や講師謝礼規程、寄付金規程等の各種規程の整備を行いながら、公益社団法人運営委員会において、学会役員の選出規程についても見直しに着手しています。
6. 国際渉外委員会においては、韓国小児歯科学会との学術交流協定の更新、またチリのサンチアゴで開催されたIAPD2017に参加し、IAPDの日本への招致活動を進めています。

今後の当学会の活動方針として、以下の項目を掲げる所存です。

1. 小児の基本的な歯科診療に関する診療ガイドラインの作成を目指します。
2. 上記EBMに基づく診療ガイドライン作成のための臨床研究を推進いたします。
3. 日本歯科医学会への協力により作成した「口腔機能発達評価マニュアル」をもとに、成長期の口腔機能管理における評価基準の整備と検査法ならびに対応方法の確立と会員への周知を目指します。
4. 小児歯科医療に関する知識と技能の向上を目指し、学会として小児歯科を標榜する開業歯科医師を対象とした研修システム(小児歯科認証医制度)を2019年度から開始いたします。
5. 引き続き学会役員の選出方法を見直し、今期中において各地方会における役員数の配分や理事、代議員の選出規程を整備する予定です。
6. 学会理事会と各地方会活動との連携を深め、学会支部組織への移行のための2019年度を目途に準備を行います。
7. 小児保健協会や学校歯科医会をはじめとする小児の保健、医療、さらに保育や福祉等の関連団体と協力し、多職種連携による公益性の高い事業を発展させます。
8. 小児歯科専門医制度の充実を図るとともに、日本歯科専門医機構の活動に参画し、国民への歯科専門医制度の啓発に努めます。

今年、日本小児歯科学会は公益社団法人として2年目を迎えました。当学会理事長として2期目に入り、1期目の活動の継続性を保ちながら、会員の資質向上のみならず広く国民の健康と福祉に寄与するため、より一層公益性の高い事業の推進に努力いたします。また、学会会員のみならず、広く国民のご期待に添えるよう、明日の日本を背負う子ども達の健康を支えるために誠心誠意努めていく所存です。会員の皆様におかれましては、学会活動へのご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。