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子どもたちの歯並び・かみ合わせの治療に関するQ&A

子どもたちの歯並び・かみ合わせの治療に関するQ&A

Q1
子どものときから歯科矯正をする必要はあるのでしょうか?
Q2
子どもの矯正治療の医院の選び方のポイントは何ですか?
Q3
「矯正歯科」と「小児歯科」のどちらを選べばいいのでしょうか?
Q3
子どもの歯科矯正の最新技術・最近の傾向(トレンド)などがあれば教えてください。
Q3
子どもの歯科矯正にかかる費用の平均額や相場はどのくらいでしょうか?また、料金体系は一般的にはどのようになっているのでしょうか。
Q3
矯正歯科のHP などを見ると、成功例がたくさん紹介されていますが、なかには失敗することもあるのでしょうか? 失敗の要因は何でしょうか?
Q3
現在、乳歯列ですが、少しでこぼこしています。かかりつけの歯医者さんに相談したところ、永久歯への生え変わりまで様子をみましょうと言われましたが、それで良いのでしょうか?
Q3
矯正治療は自由料金なので医院によって様々ですが、一般的に安いところは技術が未熟で高いところは高度な技術を持っていると考えて良いのでしょうか?
Q3
現在子どもの矯正治療をしていますが、遠方へ転居しなければなりません。他の歯科医院に転医した場合の治療の継続や治療費はどうなるのでしょうか?
Q3
矯正治療に高いお金を出しましたが、何年か経つとまた歯並びが悪くなってきました。再治療をする場合は費用がかかるのでしょうか?

Q3
子どものときから歯科矯正をする必要はあるのでしょうか?

A
子どもは成長発育をしているので、上下のあごの骨のバランスを整えやすく、あごの骨やその他の発達に影響を及ぼすような症例は子どものときから歯科矯正治療を開始した方が良い場合があります。

また、指しゃぶりや口呼吸などの口に関するさまざまな癖(口腔習癖)など成長に影響を与える機能的な問題を改善させて、食べ物をかみ砕いて飲み込んだり、話をしたりする口の機能の発達を高めることが可能になります。

さらに、先天性欠如歯や埋伏歯などを早期に発見による適切な対応や症例によっては、歯が生えるスペースを確保して歯を抜かないですむ場合もあります。

子どものときから歯科矯正治療を始めると、定期的にお口の管理をするため、むし歯や歯周病などの歯科疾患の予防知識も身についてきます。
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Q4
子どもの矯正治療の医院の選び方のポイントは何ですか?
A
子どもの歯の矯正治療について歯科医院で相談しようと考えたとき、以下の事項をポイントに歯科医院を選択されてはいかがでしょうか。

1.矯正治療の相談において、診療システム、抜歯の可能性、期間、費用など、検査をしなくてもわかる範囲内で大まかな説明はしてくれる。

2.頭部全体(横顔など)のエックス線撮影や歯の模型など、治療前に必要な資料を整え、それに基づいて検査・分析・診断を行い、治療方針について丁寧に説明してくれる。

3.治療をするかどうか迷っている場合に、無理にすすめたりしない。

4.できれば小児歯科、矯正歯科の専門医または認定医であること。

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Q5
「矯正歯科」と「小児歯科」のどちらを選べばいいのでしょうか?
A
一般に、矯正専門の歯科医院は、矯正治療において高度な治療技術を有しており十分な矯正治療を受けることができます(顎変形症・各種先天性異常・口蓋裂においては保険適応が可能です)。そのため、大人の歯科矯正治療は矯正歯科専門がよいと思います。

子どもの矯正治療の場合、小児歯科専門の歯科医院でも、むし歯や歯肉炎予防などの継続的なお口の管理を行いながら、歯の生え代わりなどの状況に応じて、最適なタイミングで矯正治療を行えることが多いと言えます。

双方とも、専門医か認定医であるか、標榜医なのかも確認してみてください。歯科医師なら誰でも診療科目は標榜できます。一方、認定医や専門医は矯正歯科学会や小児歯科学会が決めた基準を満たし、試験に合格したものに与えられる資格です。

現実には、全国で矯正歯科学会の認定医・専門医合わせて2,000人足らず、小児歯科学会の専門医は1,200人程度です。それに対して標榜されている医院は、矯正歯科が約20,000 医院、小児歯科は約40,000 医院です。つまり、標榜していても必ず専門医であるとは限らないのが実状です。

そのため、最終的にどの歯科医院で矯正治療を受けるかについては、ホームページなどで判断するだけでなく、Q2を参考に実際に医院で担当医による治療相談を受けてから、慎重に判断することが必要です。

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Q6
子どもの歯科矯正の最新技術・最近の傾向(トレンド)などがあれば教えてください。

A
乳歯( 子どもの歯) の反対咬合は(かみ合わせた時に、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態)で上下のあごの骨のバランスに問題がなければ簡単な装置で、比較的早期にかみ合わせを改善できることがあります。

また、近年、口呼吸や頬杖、うつ伏せ寝が歯ならびやかみ合わせに影響を及ぼすことがわかってきています。子どもの時から口の機能を高めたり、食事のときに口唇を閉じてしっかりかむこと、姿勢を正し、仰向けで寝ることなど、日常の生活習慣を改善することにより、歯並びやかみ合わせの異常を予防し、正常なかみ合わせが得られる場合があります。
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Q7
子どもの歯科矯正にかかる費用の平均額や相場はどのくらいでしょうか? また、料金体系は一般的にはどのようになっているのでしょうか。

A
歯科矯正治療の費用は、自由診療のため歯科医院によって様々です。それは国の独占禁止法により、料金を協定することができないため、個々の歯科医師の裁量で決められています。つまり、料金体系や金額は医院によって異なりますので、ホームページなどに掲載されている場合は参考にしてください。

一般的には、乳歯列期( 子どもの歯だけ)の料金は30,000 〜 200,000 円、混合歯列期( 子どもの歯と大人の歯がまざっている) の料金は、150,000 〜 600,000 円、永久歯列期( 大人の歯に交換後) の料金は、500,000〜 1,300,000 円とかなり幅があります。

ただし、子どもの歯のときから治療を開始して大人の歯に交換していく場合は、料金の調整をしている医院が大多数だと思います。

また、乳歯列を含めて混合歯列期を一期治療と表現して、その後永久歯列になってからの治療を二期治療と表現している歯科医院もあります。

さらに、歯科医院によっては、通院ごとに調整料を算定する場合もありますので、良く確かめてから契約しましょう。
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Q7
矯正歯科のHP などを見ると、成功例がたくさん紹介されていますが、なかには失敗することもあるのでしょうか? 失敗の要因は何でしょうか?

A
計画していた矯正治療の結果が得られない場合には、下記のような様々な原因が考えられます。

1. 患者さんの協力が得られない場合。(予約を守らなかったり、患者さんの協力による装置の使用の理解が得られないとき)

2.患者さんの成長発育が治療計画時の予測を超えている場合。(過成長や劣成長になった場合)

3.口腔習癖や口呼吸など、口腔機能に不正咬合の原因があり、それを本人も含めて治せない場合。

4.転居や転医で治療方針が一定しない場合。(引っ越しや主治医の変更に伴う場合が多い)
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Q7
現在、乳歯列ですが、少しでこぼこしています。かかりつけの歯医者さんに相談したところ、永久歯への生え変わりまで様子をみましょうと言われましたが、それで良いのでしょうか?

A
子どもの歯並びのでこぼこの治療に関しては、大人の歯並びになる過程で改善する場合もあるので、先生の言われることは間違ってはいないと思います。ただし、症例によっては乳歯列のときに早めに治療開始をした方が予後の良い場合もありますので、心配でしたら、かかりつけの先生とは別の矯正または小児歯科専門の先生に相談されてもいいでしょう。
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Q7
矯正治療は自由料金なので医院によって様々ですが、一般的に安いところは技術が未熟で高いところは高度な技術を持っていると考えて良いのでしょうか?

A
一概にはそうは言えません。Q2,Q5. に記載していることを参考に、治療に関する説明や医院の雰囲気、近所の評判等も参考にして、しっかり考慮され金額だけでは決めない方が良いと思います。
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Q7
現在子どもの矯正治療をしていますが、遠方へ転居しなければなりません。他の歯科医院に転医した場合の治療の継続や治療費はどうなるのでしょうか?
A
この場合も最初の治療契約に記載または説明されているかどうかによって異なってくると思います。通常は治療の続きは転医された先生の方でして頂けると思いますが、費用は転医された医院の新規料金と考えて下さい。現在受診中の歯科医院で一部返金が可能かをご相談ください。

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Q7
 矯正治療に高いお金を出しましたが、何年か経つとまた歯並びが悪くなってきました。再治療をする場合は費用がかかるのでしょうか?

A
矯正治療は装置を外したあと、そのままにしておくと後戻りすることがあります。したがって一般的には良くなった状態を保持するための保定装置を装着します。マウスピースのような簡単な取り外しの装置から裏側から見えないように細いワイヤーで固定することが多いようです。

歯並びやかみ合わせは口唇、頬、舌など口の周りの筋肉の影響を受けています。歯ならびが再び悪くなってきた理由はさまざまありますので、原因により再治療の費用も異なります。

そのためにも、治療を開始する際にしっかりと説明を受け、十分納得してから治療を開始しましょう。