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各種委員会の構成と役割

教育問題検討委員会

委員長 星野 倫範

現在歯科医学教育の領域では、卒前・卒後の一貫した歯科医師養成のための制度整備が進められており、そのための課題等を取りまとめた「~シームレスな歯科医師養成に向けた共用試験の公的化といわゆるStudent Dentistの法的位置づけについて~」が令和2年5月に公表され、実際にその推進が図られています。

具体的には、令和6年度からは臨床実習前共用試験(CBT、preOSCE)が公的化され、臨床実習開始前に習得すべき知識・技能についてはこれらの共用試験で、臨床実習終了後の技能および態度は歯学系診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験(Post-CC PX)で、卒業までの講義および診療参加型臨床実習等で培った知識・技能の最終的な評価は歯科医師国家試験で行われるようになり、一貫した歯科医師養成のための制度が整備されてきております。また、卒後の歯科医師臨床研修に関しても卒前教育(歯学教育モデル・コア・カリキュラム)と整合性のとれた到達目標の見直し等について議論がされるなど、シームレスな歯科医師養成に向けた取り組みが行われている状況です。

その一方で、小児歯科学領域においても現在の医療制度、体制に合わせて、新たな診療上の概念・理念や歯科医療の進歩によって生じた新規の歯科診療技術もでてきており、現在の歯学教育ではあまり教育されていなかったこれらの項目を新たに取り入れて教育しなければならないといった状況もあります。

そこで本委員会では、歯学教育改革の進行に合わせつつ、新たに生じた小児歯科学上の教育項目を整理、検討し、歯科医学教育の更なる充実と発展を目指すとともに次世代を担う歯科医師、歯科医学教育者の育成・研鑽の場の提供を進めて参りたいと考えております。

会員の皆様のご理解とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

委員長 星野 倫範

活動内容

  • 小児歯科学の教育に関するワークショップの開催
  • 学術大会における委員会企画講演、シンポジウムの企画・実施

構成

委員長 星野 倫範
副委員長 清水 武彦
委員 伊賀上 洋輔、岩瀬 陽子、荻原 孝、菊入 崇、齋藤 幹、齊藤 桂子、齊藤 正人
田上 直美、田中 聖至、中村 昭博、船津 敬弘、本間 宏実、森川 和政
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